乳首・乳輪のお悩み

陥没乳頭・副乳頭・できもの・腫れや膿の保険診療

「乳首がへこんでいる」「乳首のようなものがもう一つある気がする」「乳輪にしこりや、できものがある」…そんなお悩み、ひとりで抱えていませんか。
乳頭・乳輪まわりのトラブルには、形成外科で診察のうえ、健康保険で治療できるものもあります。

※見た目を整えることだけを目的とした治療は、健康保険の対象にはなりません。保険が使えるかどうかは、診察のうえで判断いたします。

形成外科で相談できる乳頭・乳輪の症状

Nipple and Areola Concerns

乳頭・乳輪の診療を相談する女性

ゆり形成栄久屋大通クリニックでは、陥没乳頭や副乳頭、乳首・乳輪にできたしこり、腫れや膿など、乳頭・乳輪まわりのお悩みを幅広く診察しています。医学的に治療が必要と判断した場合は、健康保険を使って治療を行いますので、まずは安心してご相談ください。
治療の多くは局所麻酔での日帰りが可能です。乳頭・乳輪は皮膚だけでなく乳腺ともつながりのある部位のため、より詳しい検査が必要と判断した場合は、乳腺外科など適切な診療科をご紹介します。

乳首が内側にへこんでいる

陥没乳頭は、乳頭がうまく出てこない状態のこと。授乳がしづらくなったり、くぼみに汚れがたまって炎症を起こしたりすることがあります。

乳首のような小さな突起がある

副乳頭・副乳は、胸やわき、お腹など乳腺堤に沿って生まれつきみられる組織です。「第三の乳首」と呼ばれることもあります。

乳輪にしこり・できものがある

粉瘤や表皮嚢腫、ほくろ、良性の皮膚腫瘍などが原因のことが多く、診察のうえで切除や病理検査をご相談します。

乳首・乳輪が腫れる、膿が出る

感染した粉瘤や乳輪下膿瘍などが原因のことがあり、痛みや赤み、腫れ、膿を伴うことも。必要に応じて切開して膿を出す処置を行います。

下着に擦れて痛い・出血する

副乳頭や皮膚のできものが下着などで繰り返し刺激を受けている場合は、医学的に切除が必要と判断されることがあります。

何科に行けばよいかわからない

形成外科で治療できる症状か、乳腺外科で詳しく調べたほうがよい症状か、診察のなかで一緒に確認していきます。

乳首がへこんでいる 陥没乳頭

Inverted Nipple

通常の乳頭、軽度の陥没乳頭、重度の陥没乳頭の模式図

陥没乳頭とは、乳頭が外に出にくく、内側にへこんでいる状態のこと。刺激したり指で引き出すと出てくる軽いタイプもあれば、引き出してもすぐ戻ってしまう、あるいはほとんど出てこないタイプもあります。
見た目の気になりだけでなく、授乳がしづらい、くぼみに汚れがたまりやすい、炎症を繰り返すといったお悩みにつながることもあります。授乳に支障がある陥没乳頭は、健康保険での手術の対象になることがあります。

1. 授乳のしやすさを一緒に確認します

今、授乳に支障がある場合はもちろん、将来の授乳が心配な場合も、診察でくわしく状態を確認します。

2. 保険が使えるかは診察で判断します

授乳に支障がある陥没乳頭は、保険診療の対象になることがあります。形を整えるだけが目的の場合は、保険適用外となります。

3. 局所麻酔での日帰り手術も可能です

状態に合わせて、局所麻酔で乳頭を引き出しやすくする手術をご提案します。片側だけの治療についてもお気軽にご相談ください。

乳首のようなものがもう一つある 副乳頭・副乳

Accessory Nipple

副乳頭・副乳は、本来の乳頭のほかに、乳頭のような小さな突起や色素斑が生まれつき残っている状態です。胸の下やわきの近く、お腹まわりなど「乳腺堤」と呼ばれるラインに沿ってみられることがあり、「乳首が2つある気がする」「これって第三乳頭?」とご相談いただくことも珍しくありません。
副乳頭があること自体は病気ではなく、心配しすぎなくて大丈夫です。見た目だけを理由に切除する場合は美容目的となりますが、繰り返し擦れて痛む、炎症や出血がある、腫瘍との見分けが必要といった医学的な理由がある場合は、保険診療の対象になることがあります。

1. 小さな副乳頭は日帰りで切除できます

局所麻酔をしたうえで、紡錘形に切除して縫合します。切除した組織は、必要に応じて病理検査にも回します。

2. 症状があれば保険診療になることも

下着に擦れて痛い、赤くなる、出血する、腫れるなど生活に支障がある場合は、診察のうえで保険が使えるかどうかを判断します。

3. 美容目的かどうかもきちんと確認します

形や色が気になるだけの場合は、自由診療となることがあります。保険で対応できるかは、症状と医学的な必要性を確認したうえで判断します。

乳首・乳輪にしこり・できものがある

Skin and Subcutaneous Tumors

乳首や乳輪のまわりにも、粉瘤や表皮嚢腫、ほくろ、皮膚線維腫など、良性の皮膚・皮下腫瘍ができることがあります。皮膚由来のできもので医学的に取り除く必要があると判断した場合は、保険診療で切除や病理検査を行います。
一方で、乳頭・乳輪の症状は、乳腺の病気と見分けることも大切です。血が混じった分泌物、乳頭のただれ、乳房の中に触れる硬いしこり、急に変化してきた病変などがある場合は、乳腺外科での精密検査をご案内することがあります。

1. 粉瘤・表皮嚢腫

皮膚の下に袋状のふくらみができ、しこりとして触れることがあります。感染すると赤く腫れて、痛みや膿を伴うこともあります。

2. ほくろ・良性皮膚腫瘍

引っかかりやすい、出血する、大きくなってきた、悪性でないか心配など、気になる場合は切除や病理検査をご提案します。

3. 乳腺外科との連携

形成外科で治療できる皮膚の症状か、乳腺外科で画像検査などが必要な症状か、診察の中で見極めていきます。

顔や体にできるできもの全般については、ほくろ・イボ・粉瘤の保険診療ページもあわせてご覧ください。

乳首・乳輪が腫れる、膿が出る

Swelling and Drainage

乳輪のまわりが赤く腫れる、強く痛む、膿が出る、同じ場所が何度も腫れるといった場合は、乳輪下膿瘍や感染した粉瘤など、局所的な感染が考えられます。炎症の程度に応じて、抗菌薬や処置、局所麻酔での切開排膿を行います。
繰り返し起こる乳輪下膿瘍は、乳管の病変が関係していることがあります。何度も繰り返す場合や乳腺の病気が疑われる場合は、乳腺外科での検査・治療をご案内します。

1. まずは症状をしっかり確認します

腫れの範囲や熱っぽさ、膿が出ているか、発熱の有無、繰り返しているかなどを確認し、処置が必要かどうかを判断します。

2. 小さな膿瘍は日帰りで処置できます

膿がたまっている場合は、局所麻酔で切開し、膿を出して洗浄・ドレナージを行うことがあります。

3. 繰り返す場合は原因をしっかり調べます

同じ場所が繰り返し腫れる場合は、乳腺外科での評価が必要になることがあります。どちらを受診すべきかも、診察のなかでご案内します。

当院での日帰り手術・処置の流れ

Treatment Flow

1. 診察

症状や部位、大きさ、痛みや出血の有無、分泌物、授乳への影響など、これまでの経過をていねいに確認します。

2. 治療方法の説明

保険が使えるかどうか、局所麻酔で対応できるか、切除・縫合・切開排膿・病理検査が必要かなど、わかりやすくご説明します。

3. 手術日・処置日を決定

病変の大きさや状態によっては、診察当日には処置をせず、あらためて手術日をご予約いただくこともあります。

4. 局所麻酔

処置する部位にしっかり局所麻酔を行い、できるだけ痛みを抑えられるよう配慮しながら治療します。

5. 日帰り手術・処置

切除や縫合、切開排膿、洗浄、ドレナージなど、状態に合わせた処置を行います。

6. 後日診察・抜糸

傷の状態を確認し、縫合した場合は必要に応じて抜糸します。病理検査を行った場合は、結果もあわせてご説明します。

保険適用になるもの・ならないもの

Insurance Coverage Guide

お悩み 保険適用の考え方
授乳障害を伴う陥没乳頭 健康保険による手術の対象となることがあります。
副乳頭で疼痛・炎症・出血などがある 医学的に切除が必要な場合、保険診療となることがあります。
乳首・乳輪の粉瘤、皮膚腫瘍 医学的に摘出や病理検査が必要な場合、保険診療となることがあります。
乳輪下膿瘍・感染した粉瘤 切開排膿などが必要な場合、保険診療で対応します。
乳頭を小さくしたい 原則として美容目的となり、自由診療です。
乳輪を小さくしたい 原則として美容目的となり、自由診療です。
乳頭・乳輪の左右差を整えたい 原則として美容目的となり、自由診療です。

※実際に保険が適用できるかどうかは、症状や診察所見、治療の目的、検査結果などをふまえて医師が判断します。

乳腺外科での検査が必要になることがあります

Referral When Needed

乳頭・乳輪の症状には、皮膚のできものや感染だけでなく、乳腺の病気が関係していることもあります。血が混じった分泌物、乳頭のただれ、乳房の奥に触れる硬いしこり、急に片側だけ陥没が進んだ、といった場合は、乳腺外科での画像検査や精密検査が必要になることがあります。
当院では、形成外科で治療できる皮膚由来の症状か、乳腺外科での検査が必要な症状かも含めて診察し、必要な場合は連携医療機関をご案内しますので、ご安心ください。

よくある質問

FAQ

陥没乳頭は保険が使えますか?
授乳に支障がある場合は、健康保険での治療の対象になることがあります。診察で状態を確認したうえで判断しますので、まずはご相談ください。美容目的のみの場合は保険適用外となります。
片側だけでも治療できますか?
片側だけの陥没乳頭や副乳頭でも、医学的に治療が必要と判断されれば治療できます。左右それぞれの状態を診察でしっかり確認します。
手術は局所麻酔ですか?
小さな副乳頭や乳首・乳輪のできもの、切開排膿など、多くの場合、局所麻酔での日帰り手術・処置が可能です。病変の大きさや状態を見て判断します。
副乳頭は健康保険で取れますか?
見た目だけを理由とした切除は、原則として自由診療になります。痛みや炎症、出血、腫瘍との見分けが必要といった医学的な理由がある場合は、保険診療の対象になることがあります。
乳首にできものがあります。形成外科でよいですか?
皮膚由来のできものであれば、形成外科で診察・治療できることが多いです。乳腺の病気が疑われる場合は、乳腺外科での検査をご案内しますので、まずはお気軽にご相談ください。
診察では胸を見せる必要がありますか?
診察は、確認に必要な範囲のみ拝見します。症状の部位や範囲によって内容は変わりますが、プライバシーにはできる限り配慮していますので、ご安心ください。
当日に手術できますか?
症状や病変の大きさ、炎症の有無、予約状況によって異なります。診察当日は処置をせず、あらためて手術日をご予約いただくこともあります。

「これって病気なのかな?」「保険が使えるのかわからない」という段階でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。
乳首・乳輪のお悩みは、ひとりで抱えず、形成外科にご相談くださいね。