タトゥー・刺青除去
Tattoo Removal
色・大きさ・部位に合わせた除去方法をご提案します。
藍色・黒色の線彫りはQスイッチルビーレーザー(IB101)で、
多色・大きな刺青は切除縫縮・皮膚移植・ティッシュエキスパンダー法など外科的手術でも対応します。
タトゥー除去の考え方
Treatment Overview
タトゥー・刺青の除去方法は、インクの色・深さ・大きさ・部位によって大きく異なります。 すべてのタトゥーにレーザーが有効というわけではなく、色によってはレーザーが反応しにくいものがあります。 また、大きな刺青は外科的手術のほうが現実的な選択肢となる場合もあります。
当院では初診の診察でタトゥーの状態を確認し、適切な治療法をご提案します。 レーザーと手術を組み合わせる場合もあります。
メラニン・タトゥーインクに選択的に反応するレーザーで色素を破壊します。切らずに治療できますが、複数回の照射が必要です。
主な適応
- 藍色・黒色の線彫り
- 比較的小さなタトゥー
- 外科手術を希望しない場合
- 術後の経過観察として照射を継続する場合
切除縫縮・皮膚移植・ティッシュエキスパンダー法など、形成外科の技術で刺青部分を切り取る方法です。
主な適応
- 赤・黄・白などレーザーが効きにくい色が含まれる
- 比較的大きな刺青
- ダウンタイムをかけてでも早期に除去したい
- レーザーで効果が不十分だった場合
まず診察でご確認ください
「レーザーで取れるか」「手術が必要か」は、タトゥーを実際に診察しなければ判断できません。 色・入れた年数・インクの深さ・部位・皮膚の状態によって治療方針が変わります。 写真のみでの判断は難しいため、まずはご来院のうえ診察をお受けください。
Qスイッチルビーレーザー(IB101)
Q-Switch Ruby Laser
Qスイッチルビーレーザーは、694nmの波長で黒・藍色のタトゥーインクやメラニン色素に選択的に吸収されるレーザーです。 極めて短いパルス幅でエネルギーを照射することで、周囲の皮膚へのダメージを抑えながら色素粒子を破壊し、 体内の免疫細胞(マクロファージ)が少しずつ排除することで色素が薄くなっていきます。
使用機器:Qスイッチルビーレーザー IB101
Q-SWITCHED RUBY LASER — WAVELENGTH 694nm
694nmの波長はタトゥーインク(特に黒・藍色)およびメラニン色素への吸収率が高く、 色素選択性に優れたレーザーです。 Qスイッチ機構により極めて短いパルス(ナノ秒)で照射するため、 熱ダメージを抑えながら効率的に色素粒子を破砕します。
- 波長:694nm(ルビーレーザー)
- 主な適応色:黒・藍色(インディゴ)のタトゥーインク、メラニン色素
- 照射後は色素が少しずつ薄くなり、複数回の施術が必要です
- 赤・黄・白・緑などの色素には反応しにくい場合があります
色によってはレーザーが効きにくい場合があります
Qスイッチルビーレーザー(694nm)は黒・藍色への反応性が高い一方、 赤・橙・黄・白・緑・紫などの色素には反応しにくい傾向があります。 また、カラータトゥーや複数色が重なっている場合、レーザーのみでの除去には限界があります。 このような場合には外科的手術をご提案することがあります。
照射回数と経過について
1回の照射ですべての色素が消えるわけではなく、照射を重ねるごとに徐々に薄くなります。 必要な回数はタトゥーの色・大きさ・入れてからの年数・使用されたインクの種類によって異なります。 照射間隔はおおむね2〜3ヶ月程度で、複数回の通院が必要です。 また、完全に消えない場合もあります。
※除去の効果には個人差があります。同様の回数・効果を保証するものではありません。
※アマチュアタトゥー・プロのタトゥーでインクの深さや組成が異なり、反応も変わります。
外科的手術による除去
Surgical Removal
多色・大面積の刺青やレーザーが効きにくいケースには、 形成外科専門医による外科的切除が選択肢となります。 刺青部分の皮膚を切り取り、傷跡の目立ちにくい縫合・再建を行います。 大きさや部位に応じて、以下の方法を組み合わせてご提案します。
METHOD 01
切除縫縮
刺青部分を切り取り、周囲の皮膚を引き寄せて縫合します。 比較的小〜中等度の大きさのタトゥーに適しており、 1〜数回に分けて段階的に切除することもあります(分割切除)。 縫合後の傷跡は線状になりますが、形成外科の縫合技術で目立ちにくい仕上がりを目指します。
METHOD 02
皮膚移植
切除した部分を、太もも・腹部・鎖骨周囲など目立ちにくい部位から採取した皮膚で覆います。 広範囲の刺青や、縫合できないほど皮膚が引っ張られる場合に選択します。 採取部(ドナーサイト)にも傷跡が残ります。
METHOD 03
ティッシュエキスパンダー法
刺青の周囲にシリコン製の風船(エキスパンダー)を挿入し、 数ヶ月かけて皮膚を伸展させた後に刺青部分を切除して縫合します。 大きな刺青でも皮膚移植なしに縫合できる可能性があります。 複数回の受診と時間が必要な方法です。
レーザーと手術の組み合わせについて
大きな刺青に対して、まずレーザーで色素を薄くしてから手術を行うことで、 切除範囲を小さくできる場合があります。 また、手術後に残った色素にレーザーを追加照射することもあります。 どの組み合わせが適切かは、診察でご相談ください。
治療を検討する方
Recommended For
- 就職・結婚・転職を機にタトゥーを除去したい
- 黒・藍色の線彫りでレーザー治療を希望する
- 多色・大きな刺青を外科的に除去したい
- 他院でのレーザー治療で思うように薄くならなかった
- 手術か、レーザーか、まずどちらが適しているか相談したい
- 形成外科専門医に傷跡の仕上がりも含めて任せたい
診察・治療の流れ
Treatment Flow
-
初回
診察・治療方針の決定
タトゥーの色・大きさ・部位・入れた時期・皮膚の状態を確認します。 レーザー治療が適しているか、手術が必要かを判断し、 必要な回数・期間・傷跡の見通し・料金についてご説明します。
-
施術当日
レーザー照射 または 外科的手術
レーザーの場合:患部にクーリングを行いながらQスイッチルビーレーザーを照射します。照射後は軟膏・テープ保護を行います。
手術の場合:局所麻酔下で切除縫縮・皮膚移植・エキスパンダー留置などを行います。術式によって所要時間・術後管理が異なります。 -
以降
経過確認・継続治療
レーザーは2〜3ヶ月間隔で照射を繰り返します。 手術後は傷の経過確認・抜糸・テープ保護の継続をご案内します。 残った色素に追加のレーザーが必要な場合はその時点でご相談します。
料金
Price
自費診療(税込)
料金は料金表ページをご確認ください。
※レーザー治療は照射面積・回数によって料金が異なります。
※外科的手術は術式・大きさ・複雑さによって料金が異なります。詳細はカウンセリングでご案内します。
※初診料・再診料が別途かかる場合があります。
※自費診療のため、健康保険は適用されません。
副作用・リスクについて
Side Effects & Risks
レーザー・外科手術いずれの方法にも副作用・リスクが伴います。 治療開始前に医師から説明を受け、ご理解のうえで治療を始めてください。
- Qスイッチルビーレーザー — 赤み・腫れ・水ぶくれ: 照射後に赤みや腫れが生じ、水ぶくれができることがあります。 多くは1〜2週間で落ち着きますが、その間は軟膏処置と遮光が必要です。
- Qスイッチルビーレーザー — 色素沈着・色素脱失: 照射部位に一時的な黒ずみ(炎症後色素沈着)や、まれに白抜け(色素脱失)が生じることがあります。 日焼けを避け、UVケアを徹底することが重要です。
- Qスイッチルビーレーザー — 不完全な除去・残存: 複数回の照射後も完全に消えない場合があります。 インクの種類・深さ・色によっては除去の限界があります。
- 外科手術 — 傷跡: 切除後は必ず線状の傷跡が残ります。 形成外科の縫合技術でできるだけ目立ちにくくしますが、傷跡がゼロになることはありません。 ケロイド体質の方は傷跡が盛り上がるリスクがあります。
- 外科手術 — 感染・血腫・縫合不全: 術後に感染・内出血(血腫)・縫合線の一部が開くことがまれにあります。
- 外科手術(皮膚移植) — ドナーサイトの傷跡: 皮膚を採取した部位にも傷跡が残ります。
- 外科手術(ティッシュエキスパンダー) — エキスパンダー関連トラブル: エキスパンダーの露出・感染・皮膚壊死などがまれに生じることがあります。
治療をお断りする場合(主な禁忌・注意事項)
- 妊娠中の方
- 照射部位に活動性の感染症・炎症・傷がある方(レーザー)
- 照射部位が日焼けしている方(レーザー照射時のリスクが高まります)
- ケロイド体質の方(手術・レーザー共にリスクが高まります。事前にお申し出ください)
- 光線過敏症・光感受性のある薬剤を服用中の方(レーザー)
- 血液凝固異常・抗凝固薬服用中の方(手術)
- その他、医師が治療を適切でないと判断した場合
タトゥー除去については、診察時に治療方法をご説明します。
LINEからのカウンセリング予約も承っております。